こないだはびっくりしたよね。
地震、怖いわよね。
私たちが静岡県浜松市住まいということで気になったことが色々あるので、この4日ほどで調べてみたり行動してみたりしたことがあるのですが、
もしかしたら誰かの役に立つかもしれないので、やったことをまとめておきます。
我が家でやったこと3点
はじめに実際やったこと3点を書いておきます。
・南海トラフ地震についての調査と整理
・近所の防災センターに行ってきた
・セキスイハウスの地震体験に行ってきました
詳細はこれから順番に説明しますね。
南海トラフ地震についての調査
そもそも南海トラフ地震って何?東海地震とは違うの?
まずはその辺の情報を整理しました。
以下はPerplexity.aiによる検索結果に一部手を加える形で書いた内容です。各内容の情報源が見たい方はこちらからどうぞ。
南海トラフ地震とは?
南海トラフ地震は、日本の太平洋側で発生する可能性が高い巨大地震のことです。静岡県(少なくとも浜松市)では将来起こるであろう大地震のことを「東海地震」と言われ備えてきましたが、
東海地震は駿河湾近隣で起こる地震を指す言葉ですので、震源のことを思えば東海地震も南海トラフ地震の一部と言えます。
この、南海トラフ地震の主な特徴と想定される影響は以下のとおりです。
主な特徴
発生場所:駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界
発生間隔:概ね100〜150年
前回の発生:1946年 ※東海地震に絞って言えば1854年
規模::マグニチュード8〜9クラス
発生確率:2020年から30年以内に70〜80% ※参照する資料が信頼できないという指摘もある
想定される影響
震度:静岡県から宮崎県の一部で最大震度7
津波:関東から九州の太平洋沿岸で10mを超える大津波
東海地震については気象庁サイトに詳しく載っています。
南海トラフ地震臨時情報とは?
南海トラフ地震臨時情報は、南海トラフ沿いで異常な現象が観測された場合や地震発生の可能性が高まったと評価された場合に気象庁から発表される重要な情報です。
この情報には「調査中」「巨大地震警戒」「巨大地震注意」「調査終了」の4つのキーワードが付記され、それぞれの状況に応じた防災対応が求められます。
例えば、「巨大地震警戒」の場合は1週間の事前避難が必要となる可能性があり、「巨大地震注意」の場合は避難の準備や日頃の備えの再確認が推奨されます。
この臨時情報は、地震発生の可能性の高まりを知らせるものであり、適切な対応をとることで被害の軽減につながる可能性があります。
今回は以下のような流れでした。
8/8地震の時系列
九州、宮崎県の日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生
気象庁が「南海トラフ地震臨時情報」を発表し、調査開始を公表
専門家による「評価検討会」が会合を開始
気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表
この南海トラフ地震臨時情報っていうのがいまいち分からないわね。
NHKさんの資料が分かりやすかったので引用します。
南海トラフ地震臨時情報まとめ
NHKサイト https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/natural-disaster/natural-disaster_02.html から引用
要するに「調査終了」だったら何事もなくて、
「巨大地震注意」だったら地震に向けて備えて、
「巨大地震警戒」だったら事前避難区域の方は避難してねってこと。で、今回のは巨大地震注意だったわけ。
・・・分かりづらいわ。
だよね。個人的には、
「調査終了です。今回は安全です。」
「調査終了です。今回は注意を発令します。」
「調査終了です。今回は警戒を発令します。」
と、まず調査が終わったことを宣言してから行動の内容を添えて次の行動を案内して欲しいと思ったよ。
実際、各種SNSでは巨大地震注意が発表されて1時間近く経った20時を過ぎた後でも「まだ調査中でしょ?」といったコメントが散見されました。
混乱しないよう、また自身の発信でまわりを混乱させないよう、防災関連の情報を集めるときはまず国の情報(気象庁またはNHK)を確認するのが鉄則ですね。
ちなみに巨大地震警戒が発表された場合に地震が来る前に逃げる地域、事前避難対象地域については、例えば静岡県だったらこんな感じで載っています。
避難経路の確認と緊急連絡先の設定
避難経路の確認と緊急連絡先の設定は、南海トラフ地震に備える上で重要な対策です。自宅から指定避難場所までの複数の経路を事前に確認し、家族で共有しておくことが大切です。
地理院地図などのツールを活用して、避難経路の高低差や潜在的な危険箇所を把握しましょう。また、家族間で緊急時の連絡方法を決めておき、災害用伝言ダイヤルの使い方も確認しておくことが推奨されます。
これらの準備により、いざという時にあわてずに安全に避難することができ、家族の安否確認もスムーズに行えるようになります。
これを見て私がやったのは以下の3つです。
1.避難場所と経路の確認
2.家族間の連絡方法の確認
3.防災カバンに油性ペンで書いた手書きのメモを入れた
1.避難場所と経路の確認
避難場所についてはお住まいの行政サイトを見れば載っていると思いますので、まずそこを確認します。例えば浜松市だったらこんな感じにPDFで掲載されています。
災害を想定して建てられていることもあって、避難場所の大半は小中学校や●●センターが占めてるわね。
また経路については、最短ルート、子どもがそう安全なルート、広い道の3パターンを確認しました。
2.家族間の連絡方法の確認
結論から言えばLINEのテキストメッセージで連絡とろう。となりました。電話は本当に困ったときだけ使うよう想定です。
なお私は今回はじめて知ったのですが、緊急時にはLINEに安否確認機能が表示されるようなので、もし通常のメッセージが一向に既読にならない場合でも、
災害用伝言ダイヤルの代わりにLINEで連絡をとりあうように話しました。
あと、偶然にも先日子どもの誕生日に子ども向けのトランシーバーを買っていたのですが、犬の散歩がてら試してみたら200mくらいは問題なく会話できたので、
これも普段から子どものおもちゃ箱ではなく防災バッグ近辺に保管するようにしました。電池駆動なのも良いです。ちなみに我が家で買っていたのはこちら。
3.防災バッグに油性ペンで書いた手書きのメモを入れた
これが今回いろいろやった中で1番重要だったかなと思っているのですが、万が一私たち夫婦がどちらも即死、または行動不能になる等、何らかの理由で子どもだけで行動する事態になった場合。
子どもはどこに連絡したら良いのか分からないし、そもそも普段子どもから電話をかけることなんてしないので、お互いの実家の連絡先と、近隣で信頼できる人の連絡先を紙に書いて防災バッグに入れました。
というか、電話のかけ方を教えるとこからやったよ。スマホと、実家の固定電話と、あと公衆電話。
公衆電話ってもう割とレアじゃない?
そう!全然なかった。なので場所を調べたんだけど、NTT公式にこんなページがあったのですぐ見つかったよ。
防災バッグの中身確認だけじゃなくて、子どもが一人で行動するための検討なんてこういう機会でもないとまずやることはなかったので、これはやって良かったなと思っています。
地震保険の見直しと加入
地震保険は、地震・噴火・津波による災害で発生した損害を補償する重要な保険です。火災保険単独では地震による損害は補償されないため、地震保険への加入を検討することが重要です。
近年、地震保険の契約件数は増加傾向にあり、2019年度時点で全国の付帯率は約68.3%、契約件数は約1,974万件に達しています。
地震保険は火災保険とセットでの加入が必要で、既存の火災保険契約に途中から追加することも可能です。
保険料は建物の所在地や構造、設定する保険金額によって決まりますが、割引制度や長期契約を利用することで費用を抑えられる場合もあります。
南海トラフ地震のリスクを考慮すると、地震保険の加入や見直しは重要な対策の一つと言えるでしょう。
地震保険についてはその通りだと思うんですが、
思うんですが?
うちは入ってません
ええええええ!!?
地域柄、幼少期から「生きてる間にいつか東海地震が来るぞ」と言われて育ったので、これは家を建てる時にさんざん調べたのですが、
私個人の結論としては保険の前にまず建てる場所が最重要で、かつ建てる家が平屋+構造計算をした耐震等級3の家ならよほどの大地震がきても一部損壊(全体の10%未満)に
収まるだろう
という考えから、建築当初から地震保険には入りませんでした。
なお地震が原因で起きた二次被害、たとえば地震が原因の火災は火災保険では対応できず地震保険でしか対応できないため、そういうケースも想定して多くの方は地震保険に入ると思います。
※地震保険加入なしはあくまで私個人の考えであり推奨するものではありません
地域の防災訓練への参加
地域の防災訓練に参加することは、南海トラフ地震に備える上で非常に重要です。
これらの訓練では、情報の収集伝達、避難・誘導、初期消火、応急救護、地震体験などの実践的な対応を学ぶことができます。
特に9月1日の「防災の日」や8月30日から9月5日までの「防災週間」を中心に、多くの地域で防災訓練が実施されています。
訓練に参加することで、災害発生時の適切な行動を身につけ、家族や近隣住民との連携を強化できます。
また、自主防災組織の活動に参加することで、地域の防災力向上にも貢献できます。定期的な訓練参加を通じて、いざという時に冷静に対応できる力を養いましょう。
特にこの地震体験を子どもにさせたいなと思って、8日の夜から9日の朝にかけて調べまして、
まずは地元の防災センターに足を運んできました。
近所の防災センターに行ってきた
正式名称は浜松市防災学習センターと言う場所で、廃校を改造してつくった建物だそうです。ただし・・・
地震体験はできませんでした
これは完全に私のミス。
「浜松 地震体験」で検索してtopに出てきて、検索結果にもサイト内にも「体験」という文字がたくさんあったので完全に地震体験ができると思いこんでしまいました。
ちなみに施設内では浜松の地震の歴史や、地震時の室内での危険物。避難所で使うトイレなどを見れたり、
「こんなときに地震が起きたらどうする?」というクイズもあったりして、なかなか面白かったです。
じゃあ地震体験はどうするの?
やっぱり子どもに体験させたいので、帰ってきてからまたじっくり調べたところ2つの候補が出てきました。
候補1.地震体験車を借りる
静岡県の場合、こんな具合で県が保有している地震体験車があるようです。読み進めるとこれを使いたい場合の相談の流れが載っているのですが、
(前略)操作方法の講習を受講した管内の防災関係機関(市町防災担当課、消防など)を対象に貸し出しを行っています。自主防災組織、事業所、団体等の研修や訓練で地震体験車の利用を希望する場合には、事前に最寄の市町(防災担当課)または消防署にご連絡、ご相談ください。
ちょっと個人で依頼するのは難しそうね。
ね。子ども会とかPTAに相談すればやれそうだけど、時間もかかりそうだし、個人で体験できる方法を探すよ。
というわけでこちらは特に問い合わせせず、個人で体験する方法がないか再度調べることに。
候補2.積水ハウスの体験型展示場に行く
調べたところ、全国に5箇所しかないセキスイハウスさんの体験型展示場と言われる住宅展示場で地震体験ができることを確認。
ただしいきなりこの施設に行くケースは稀のようで、通常は各所にある住宅展示場で家づくりの話をしたあとで担当者と一緒に行く場所のようです。
私に至ってはすでに家を建てた後なので、そもそも行けるかどうかは非常に怪しいのですが、幸運にも静岡県にこの施設があったのでさっそく問い合わせました。
ただ、まだ返答はありません。
やっぱり持ち家ある方は厳しいんじゃないかしら?
それもそうだけど、何より盆休みなんじゃないかな。
ということで、無事行けたらこの後に詳しく追記します。
【追記】セキスイハウスの地震体験に行ってきました
行ってきたので、レビューを追加します!
おおお!!!
音沙汰内からてっきり断られたかと思ってたわ。
ほんと、聞いてみるもんだなと思ったね。
はじめに
私は体験したい経緯や理由を超正直に伝えたので断られるものとばかり思っていましたが、意外にも体験させてもらえることになりました。
ですが、一般的には拒否されても何もおかしくない内容だと思いますので、「ネットで”体験できたって言う人”がいたぞ!?」と、セキスイの方と交渉するのは避けていただきたいです。
ちなみに問い合わせ時に書いた内容はこんな具合です。
・8/8の地震を機に子どもに地震を体験させたい ← 問い合わせたのは翌日の8/9
・体験の目的は自由研究ではなく、本当の地震がきたときにパニックにならないようにしたい
・すでに家は建ててるので建築予定はない
ほんと、営業からしたら接客損よね。
ね。ただ来場者については面白い話も聞けてね・・・
普段この設備に来る人の話
一番多いのはやはり建築予定のあるお客さんらしく、住宅展示場→TLMというのが最多。
ただし家を建てる予定がない方の来客自体はそんなに珍しいものではなく、地元の小中学生の社会見学や、工学科の学生が来ることはあるそうです。
ということは、やはり建築済みの一般客が来ること自体はレアケースみたいね。運が良かったのかしら?
どうなんだろう?ただ、連絡とった方からも当日の担当者からも、嫌そうに接客する感じは全く受けなかったね。
その辺はまあプロよね。
ところで、さも当然のように書いてるけどTLMって何?
Tomorrow’s Life Museum
私が行ってきたのは静岡県の掛川市にあるTomorrow’s Life Museumです。これを書いている時点では全国に5箇所だけしかないそうなので、近くにあったのは本当に偶然ですね。
頭文字をとってTLMってことね。
前置きはこのくらいにして、そろそろ体験談を話すよ。
阪神・淡路大震災と新潟中越沖地震を体験
そうそう、今回は写真がありません
・・・が、最後の最後で実は撮っちゃいけないのは地震体験の設備内だけで、その他のモデルハウスやTLM全体なんかは撮って問題なかったそうです。
撮影の可否は最初に聞くべきだったわ。
ブロガーとしての力量がバレる行為ね。
そんなわけで写真はありませんが、ここでは1995年に起きた阪神・淡路大震災と、2007年に起きた新潟中越沖地震の2つの地震を再現した揺れを体験してきました。
2つの地震に共通したこと
・揺れの時間は約10秒
・機械の都合で再現できるのは横揺れだけで縦揺れは再現できない
・今年の1月に実験棟を建て替えたばかりで、だいたい1000回くらいやった
・建て替える前は9000回くらい揺らしてから建て替えている
地震1.阪神・淡路大震災の再現
・私を含む家族全員「こんなもん?」という感想
・震度7とはいえ縦揺れがないと意外と平気かもと思った
地震2.新潟中越沖地震の再現
・無理無理無理無理無理!!!!
・「縦揺れがなくてもこういう衝撃が来るんだ」と思った
同じ震度7でも感想がだいぶ違うのね。
正直驚いたね。そもそも私は震度4か5くらいまでしか経験なかったので強い揺れっていうのが初めてだったし、
この体験は10秒くらいで終わったけど、本物の地震はどちらも2〜30秒揺れたみたいだから、
今回の2〜3倍
ってことでしょ?これはキツいね。
ちなみに漫画の南海トラフ巨大地震では物語冒頭で3分間の地震とありますが、3分間ってものすごく長そうです。地震起きないといいなあ。
地震体験の感想
とっさに机の下に隠れるとか無理だなと思いました。
とりあえず机でも壁でも柱でも何でも良いので、とにかく何かを掴んで揺れに耐えることが最優先かなと。
幸いにも我が家はリビングのシーリングファンとエアコンを除いて高い位置に重めの物がほとんどないので、
揺れたらまずはキッチンとリビング以外の場所でなんとか耐える。っていう方針が家族間で共有できて、
当初の「子どもに地震を体験させたい」という目的以上の結果が得られたことは、本当に良かったと思うね。
あ、キッチンは棚ですね。うちの食器棚は日々の利便性を優先して扉がないので、地震でほとんど壊れる想定です。
体験って大事ね。
というわけで、もちろん実物には遠く及ばないものの、子どもと一緒に家族で地震の体験ができたことはとても良かったです。
私たち家族がもう一度TLMに行くことはまず無いと思いますが、もしなにかの機会で地震体験車などに乗れる機会があったら、是非また体験したいなと思います。
まとめ
というわけで8/8の地震を機にいろいろと調べたり行動したりしてみました。
いろいろ書いた中でも個人的なおすすめは、小学生以下のお子さんがいる家庭では防災バッグに連絡先を入れておくことと、スマホや公衆電話を使って電話の練習をしておくことです。
あと、やれそうであれば地震体験はおすすめです。室内に居た場合という限定的なシチュエーションですし、もちろんその時々で行動は変わると思いますが、
いざ地震がおきたときに1つでも明確な行動が決まっていると、極端なパニックになることは減るのかなと思います。たぶん。
何の役に立つか分かりませんが、誰かの役に立てば幸いです。
このブログについて
このブログでは色々なものを書いていますが、メインはGraviTraxというおもちゃです。
何かのきっかけでこのページに来られた方は、せっかくなので是非GraviTrax(グラビトラックス)についても知っていってください!!
小学生向けの知育玩具としてクリスマスをはじめとしたプレゼントにもおすすめですが、ハマる方の多くは男女問わず成人だったりします笑
お店で見かけたら、ぜひ1度手に取ってみて欲しいです。
コメント