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【GraviTrax】コースって皆どんな手順で作ってるの?プロは?

ono3

今度こそスプリッターを中心に据えたコースを作るぞ!!

たま

あら。新しいコースを作るなら私も手伝おうかしら。設計図はどこ?

ono3

無いよ? コースって自分が思うままに作るでしょ?

たま

ええっ? いきなり取り掛かったら終わらないんじゃ・・・?

目次
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コースの作り方

みんなはどうやって作ってるの?

突然ですが、みなさんは普段どんな風にコースを作っていますか? どんな風にと言われても「いつもどおりに作ってるだけですね」という方が大半かなと思いますが、

いざ言葉にしてみると何も考えずにいきなりパーツを手に取って作り始める人だったり、GraviTraxのアプリなどを使ってあらかじめどんな風にしたいか計画してから作る人だったたり、「このパーツを使おう!」と特定のパーツを中心に部分的に作ったあとにだんだん広げる人だったり。いろいろな作り方がありますよね。

もちろんどれが良いとか悪いとかではなく、それぞれに特徴があって面白いなと思うのですが、中には「自由に作って!」と言われても何から手を付けたらよいか分からず、説明書に入っている設計図のようなものがないと作り始められない人もいるかと思いますので、

今回のコラムではみんながどんな風にコースを作っているのかをまとめてみたいと思います。

前述の「自由すぎると困ってしまう」という人にはぜひ見てもらいたいですし、逆に「自由に作るのが好きだ!」という方にも、他の人がどんな風にコースを作っているのかを知ってもらうことで参考になる部分もあるかと思います。

ちなみにみんなと言っても母数は私が一緒に作ってきた10数人ですし、以下にまとめる内容はあくまで私やその人の意見で、作り方は似ていても考え方が全然違うことも多々あるかと思いますので、あくまで参考だったり、こういう読み物として娯楽目線で見てもらえると幸いです。

私としてはこの記事を見た方がどんな風にGraviTraxのコースを作っているのかも気になるところなので、「私はこんな風に作っています!」という作り方があれば是非コメントお願いします!

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1.思うがままに組み立てる

思うがまま型の進め方

なんだかんだでこれが一番多いのかな?と思います。これの遊び方は超簡単。

・パーツを手に取る
思うがままに組み立てる

こんな感じですね。文字通り思うがままに組み立てますので、特に細かな解説はありません。

とはいえ思うがままに組み立てるというのが逆に自由すぎて難しいという方にとっては、この遊び方は超簡単どころか激ムズだと思うのですが、その場合は以下のような枠組みを用意すれば組みやすくなるのではないでしょうか?

1.スタート位置を決める
2.ゴール位置を決める
3.その間をタイルやトラックで埋める

普段この作り方で遊んでいる人にとっては「そりゃそうでしょ」という感じかもしれませんが、ちょっとでも枠組みがあると違う。という人にとってはこれがとても役立つかと思います。いや、ほんとに。

この作り方のメリット・デメリット

さて個人的には遊び方にメリットもデメリットも無いとは思いますが、せっかくのまとめ記事なのであえてそういう表現をするとしたら、この遊び方は事前準備に時間がかからずに作りたい時にサっと作れることがメリットで、複数人で作るのに意思疎通が難しいのがデメリットかなと思います。

GraviTraxに限りませんが、ものづくりをするときに何も考えずに作るというのはあり得なくて、実際には自分の頭の中だけで考えたことや思いついたとおりに手や体を動かして作っていますので、

この遊び方は1人で遊ぶ分には何の制約もなく文字通り自由な反面、複数人で同じものを作り上げようと思ったときには不向きな遊び方なのかなと思います。

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2.事前準備してから進める

事前準備型の細分化

続いてはこの遊び方。1つめに挙げた「思うがままに進める遊び方」と真逆と言っても良さそうなこちらは大きく2つの遊び方がありまして、

完成形優先型

1.頭の中または紙やアプリで最終形を考える
2.その最終形に必要なパーツを用意する
3.あらかじめ描いたように組み立てる

事前準備型の1つめはこんな感じで「こういうコース作りたいんだよね〜」という完成形を優先して、まずは思い描くものをイメージしてから進めるやり方です。いちばん想像力が求められる遊び方で、かつイメージどおりに完成したときにめっちゃ気持ちいい遊び方なのかなと思います。

これの問題点は、その完成形に必要な量のパーツがあるかどうか。そんな動きができるパーツがあるかどうか。それを作るのに必要なスペースがあるかどうか。という実現可能かどうかが後回しなことなのですが、

これってつまり「イメージした完成形(ゴール)を実現するために必要なことを考える」という逆算していくやり方ですので、仕事っぽいというか、社会教育的な側面が強い遊び方なのかなと思います。

リソース把握型

1.いま使えるパーツを確認する
2.そのパーツの範囲で組める最終形を考える
3.あらかじめ描いたように組み立てる

事前準備型の2つめはこんな感じで「うちにあるパーツはこれくらいだから・・・」と現実的に今あるパーツで組める範囲を絞ったうえで、持っている素材の中でできる完成形をイメージしてから進めるやり方です。

私の家もそうですが無限にパーツがあったり買えたりするわけではないので、計画してから進める方にとってはこれが一番現実的な進め方ではないでしょうか。

できることの中で考えるという遊び方なので、たとえば冷蔵庫の中身を見てから料理を作ったり、業務で今つかえるリソースの中で特に効果的な動き方を考えたりと、広く一般的な日常生活や社会生活にもっとも通ずる遊び方だと思いますので、これといった問題点も特にないかなと思います。

強いて言うなら事前準備型1つめの完成形優先型の遊び方と比べると創造性は減っちゃうのかな? と思います。とはいえ完成形優先で計画する遊び方をしていても、うち90%以上の方は最終的には持っているパーツに合わせて遊ぶかなと思いますので、気にするところではないとも思います。

事前準備型の進め方

この、事前準備してから進めるのが難しいと感じる方にとっては、準備するといっても何からしたらいいの? というお悩みがあるかと思いますので、こちらも枠組みを用意してみました。

1.GraviTraxの無料アプリで設計する
2.設計したとおりにコースを作る

結構シンプルです。アプリ設計をおすすめする理由は2つあって、まずタップするだけで配置や削除ができたりしますのでいざ取りかかればそれほど手間ではないことが1つ。

それから多くの方がスマホを持ち歩いていますので、やろうと思ったときにすぐやれるという、取り掛かろうと思ってからやるまでの時間が短く済むため、やる気を削ぎにくいというのがもう1つです。

私を含め、事前準備が苦手な方にとっては準備することに腰が重いことが多く、「よっしゃ、やるか!」と気概をもつまでの気持ちだったり、準備するための時間の確保だったりで若干言い訳気味に準備するための準備みたいなものを欲する人が多い傾向があるので、(自戒を込めて)その言い訳ができないように意図してシンプルにしました。

とはいえ事前準備をするならアプリが手っ取り早いかな? くらいのものなので、読んでいて「私は事前準備型ではないな・・・」と思う方に無理に進める方法ではありません。

この作り方のメリット・デメリット

さてこちらもメリットとデメリットを挙げるとしたら、考える力が身につくのと、複数人で同じコースを共有して作れるのがメリット。事前準備には時間がかかり、遊びたいときにパっと遊べないのがデメリットかなと思います。

特に広くて複雑なコースを作りたいときに容易に共有できるのが事前準備型の良いところで、一人ではなかなか作れない、または時間がかかりすぎるサイズのコースも予め図面を用意してそのとおりに作るように依頼すれば友だちや家族にお願いするのも簡単だと思いますので、これは他の遊び方にはないメリットだと思います。

・・・と、この書き方だとメリットのほうが大きそうに見えますが、おもちゃで遊ぶ時間やタイミングを考えたときにはパっと遊ぶことも多々あるため、一概にどうとは言えないですね。

ちなみに、書いていて1つめの思うがまま型と比べてだいぶボリュームが多いので、「ono3は事前準備タイプか!」と思われるかもしれないですが、私自身はあまり準備しない方なので、どれかと言ったら圧倒的に次に挙げる3のタイプですね。

あともう1つ。事前準備型の説明を書いていてあ、箱に書いてあるSTEM教育ってこういうこと?と思いましたが、どうなんでしょうね?

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3.使いたいパーツを中心に組む

パーツ先行型の進め方

3つめは私がよく組むやり方で、1の思うがままに組み立てるやり方のバリエーションのような作り方です。

何度も見られると恥ずかしいくらい使いこなせていないのですが、上に貼ったコースのスプリッターなんかは正にこのやり方で、「スプリッターを使おう!」と思ってスプリッターを中心に作っています。使いこなせてませんが_(:3 」∠)_

1.好きなパーツを手に取る
2.まずはそのパーツを中心にコースを組む
3.組んだコースに別のパーツを付け足して拡張していく

こんな風に、特定のパーツで最初の骨組みを作ったあとに色々と付け足していく感じの作り方です。

これは思うがままに組み立てるのは自由すぎて難しいし、事前準備は面倒くさい。という方におすすめな作り方で、「今日はこのパーツを使おう」と1つ選んだらまずはそのパーツを中心にコースを作り、あとはパーツの残量や気の向くままに拡張していけば長いコースが作れます。

この作り方のメリット・デメリット

これはもう上に書いた作り方が枠組みのようなものなので、「そんなので最後までコース作れるの?」という方は是非やってみてください。メリットとデメリットの話をすると、メリットはとっつきやすさ。デメリットは拡張に無駄が多いことかなと思います。

使うパーツを決める=1次目標を立てる。みたいなもので、目先の方向性を決めたら最初はそのパーツのことだけを考えていれば良いので、とっつきやすさは一番かなと思いますが、いざ拡張していくと「あれ? 高さが足りない・・・」となる事はざらにあり、自分でコースを半壊させて全パーツに柱を2段足す。みたいのはよくやります。

かといって最初から高めの位置で作った場合、たとえば「最初に作った部分はコース中盤で使おう!」となったときに最初から高めの位置で作っていると今度は下げなければいけないので、その辺の手間は無駄だなと思います。 ※ちょうどこれを書いている前日に子どもと作ったコースでやらかしました

なので比較的中規模くらい(ベースプレート12枚くらい)までのコースづくりには良いのかなと思いますが、20枚以上使うような大作のときには確実に不向きだなと思います。なお私自身は自宅で作れるコースのサイズ感も相まって、この組み方が一番しっくりきています。

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4.先人の設計図や動画を見て組む

情報収集型の進め方

4つめは既存の情報を元に作るやり方です。

1.設計図や動画を探す
2.そのとおりに作る
3.パーツが足りないところは代用品などで工夫する

要するにスターターセットに入っている作り方マニュアルに沿って作るのと同じ。というと分かりやすいと思います。

これは自由に組み立てるのは難しいし、かといって設計してから遊ぶのは面倒くさいという方におすすめの作り方で、既存のかっこいいコースやおしゃれなコースが見たままに作れます。

この作り方のメリット・デメリット

こちらは設計図や動画さえあれば容易に作り始められるのがメリットですが、意外とマニュアル以外の設計図がないのと、動画をアップする方の大半はめちゃめちゃ凝ったコースだったりするので、自分にあった設計図や動画を探すのが難しいというのがデメリットです。

例えばこういう公式が出している標準スターターまたはPROスターターだけで組める設計図があったりしますので、それを買って組んでみるのも良いと思います。

こちらは日本未発売ですが紀伊國屋書店さんが代理輸入してくれるので、ドイツamazon等で買うよりも安く手に入れられます。私もこの方法で購入したので、どこかでレビューもしようと思っています。

あとは自己サイトの宣伝になりますが、私も標準スターターセットだけで作れるコースをいくつか設計図つきで公開しています。以下から見れますので、標準スターターでいろんなコースを作ってみたい! という方は参考にしていただければ幸いです。

そのうちPROスターターを買ったら、PROスターター向けの設計図つきコースも作ろうと思います。

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じゃあプロはどう作っているの?

プロはおそらく・・・

あいにくプロの知人はいないので推測になりますが、仮にYouTubeなどで1周20分とかかかるような大規模コースを載せている人たちをプロとして、あれだけの規模のコースを作るなら何かしらの事前準備はしていると思います。

なによりあの規模のコースを作る人たちはものすごい量のパーツ持っていそうなので、今回挙げた4つの中でいえば2つめの事前準備型かつ完成形優先型なんじゃないかなと思います。

かつ、よっぽどアプリやパソコンなんかで計画していると思いますが、もしああいったコースを頭の中だけで作っているとしたら天才肌なんでしょうね。

そもそもGraviTraxにプロビルダーっているの?

というか少し話題が逸れるのですが、そもそもGraviTraxのプロっているんでしょうか・・・?

私が知っている限りで、おもちゃビルダーのプロと言えばレゴのマスタービルダーかなと思うのですが、そのレゴってGraviTraxと比べてどのくらいの認知度かというと、

こちらはGoogleトレンドというサービスで、検索ワードを入れるとワードごとの検索ボリュームを比較できます。Googleトレンド=検索ボリュームのピーク時を100としたときの比較値なので、これ=認知度とするのは雑な解釈ではありますが、いったんこれを元に考えてみます。

まず世界中で見たときには文字通り雲泥の差というか月とスッポンというか、見たところ12月のクリスマス時期がおもちゃの検索ピークのようですが、青線のLEGOが100となっているタイミングで、GraviTraxのグラフは黄色い線なので足元に微妙に見える程度・・・ざっくり2あるかどうかでしょうか。

これだけでも現状で認知度はざっと50倍くらいの差があるのかなと。

ついでにこちらは日本国内版です。こちらもレゴが圧倒的で、GraviTraxはアルファベット表記のLEGOにすら遠く及ばないのが見て取れます。。。悲しいですが現実です。

この市場規模の中で、マスタービルダー的なプロをラベンスバーガー社が作るかと言うと・・・どうなんでしょうね? なので現状は少なくともラベンスバーガー公認のプロビルダーというのはいないのかなと思います。

スーパーヒーロー社会のアメリカだったら、北米のラベンスバーガーあたりがローカルのプロビルダーとか作って面白いプロモーションができそうですけど、日本ではそういうのをやってあまり成功するイメージがないので、日本でやるならアニメまたは漫画とタイアップしてキャラクターから入る感じになるのかなと。

GraviTraxアニメ・・・想像つかないですね(笑)

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結局どの作り方が良いの?

おすすめの作り方

結論としては自分に合ったやり方で遊ぶのが一番なんですが、個人的にこういうフワっとした何にでも使える回答で締めくくるのがあまり好きでないので、多少強引にでも括るとこうなります。

・自由に好きにやりたい → 思うがままにやりましょう!
・じっくり考えてやりたい → 事前準備でイメージ固めてからやりましょう!
・1と2の良いとこどりしたい → 特定のパーツから作って拡大しましょう!
・どう作ったらよいか分からない → 設計図を見ながらやりましょう!

と締めくくっておいて何ですが、やはり楽しむのが一番だと思いますので色々やってみるのが良いと思います!!

結局フワっとしてしまった・・・。

まとめ

自分でもこんな長くなるとは思わなかったので、最後にものすごく端的にそれぞれのポイントを押さえて終わろうと思います。

・私が会った人の中だとコースの作り方は大きく4つに分類できる
・プロ(仮)はおそらく事前準備でリソースを気にせず完成形をイメージしてから作っている
・自分に合ったやり方が良いけど何より楽しむのが一番

いかがでしたでしょうか?

ただ一言「GraviTraxで遊ぼう!」と言っても、そのコースの作り方は実に千差万別なのかなと思いましたので、現状の経験を元にまとめてみました。

ちなみに14人ほど一緒に遊んでみて、圧倒的に多いのは1の思うがままタイプ。次が3の好きなパーツから作るタイプと4の設計図タイプが同数くらいで、2の事前準備タイプは1人だけでしたね。

しかもその1人は遠目に見ていた時間が多くちょっと触ったくらいなのでがっつりは遊んでいないんですが、実時間で7〜8分眺めてから遊び始めたので私が気になって「遊ぶ前にしばらく見てたのは何か考えてたんですか?」と聞いたら、

「やりたいこと考えてたんだけど、パーツの数を見たら他の人と干渉しそうだったんでちょっと遊んでやめた。一人でがっつりやりたい。」という回答がきたので、この人・・・つくりものガチ勢だ!! と心の中で思いました。

あとがき

この記事をきっかけに少しでもGraviTraxに興味をもってもらえると嬉しいです。

コラムのカテゴリではGraviTraxに関するあらゆる内容をとり挙げようと思いますので、もしここまで読んでくださった方でGraviTraxの「こんな動画が見たい」「こんな記事が読みたい」「こういう情報が欲しい」といったご要望がありましたら、ぜひコメントお待ちしております。

また、何かGraviTraxについて気になることがあればコラムに関係しないことでも回答いたしますので、そんなときも遠慮なくコメントいただけたらと思います。

今後ともよろしくお願いします!!

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この記事を書いた人

2023/9に子どもが買ってきたGraviTraxにどハマりした1983年生まれ。なおこのブログができたのは2024/1。

最近は妻とMTGでブルームバロウのブロック構築で対戦するのが日課。ゲームは10月に出るディアブロ4の拡張まではBrotato三昧と思っていたら、9月末のTGSで出たメタファー体験版に心打たれ、発売後はメタファー三昧に。

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