ついにこの時が来たか!
クリスマスね!(ちょっと早い気もするけど)
良い機会なので、今年発売された新セットを含めた各セットの特徴などをおさらいしようと思います!
もし購入前にこれが知りたい!というものがあれば、コメントいただければ1つ1つ回答しますね。
おすすめだけ知りたい方へ
PROスターター
を買っておけば間違いないです。理由などは後述しますが、長々読むのが面倒な場合は是非こちらをプレゼントしてください。
ただし、そこそこの指の力と指先のバランス感覚が必要なので、オススメできるのは小3〜くらいです。5歳〜小2くらいの子が1人で遊ぶ場合には、TWISTセットをおすすめします。
※親御さんと一緒に遊ぶ場合はPROスターターで全く問題ありません
なお公式はGraviTraxの対象年齢を8歳からとしていますので、小2で誕生日を迎えた子くらいからが対象なのですが、安全に気をつければ5歳くらいでも十分遊べます。ただし・・・
GraviTraxってなに?
イオンやおもちゃ屋さん、Youtubeなどで知った子どもに「GraviTraxが欲しい!」と言われても、まだ「GraviTraxってなに?」となる親御さんが多いと思いますので、
はじめに、GraviTraxについて簡単に紹介します。
GraviTraxとは
GraviTraxはドイツのラベンスバーガー社が作っているマーブルラン(ビー玉転がし)のおもちゃです。
有名どころでいうと、棋士の藤井聡太さんが遊んでいて有名になったキュボロや、NHKでおなじみのピタゴラスイッチがマーブルランと呼ばれるおもちゃなのですが、
多くのマーブルランが固定されたコースか部分的なカスタマイズしかできないところ、GraviTraxはLEGOやプラレールのように自由度が高く拡張性があるのが特徴です。
作れるコースの例
例えばどんなコースが作れるのか、いくつか動画で紹介します。
こういったシンプルなコースを作れたり、
大規模なコースを作ることができたり、
クリスマスツリーを作ったり、
地下に潜るコースを作ったり、
展示会の出し物として巨大な塔(高さ3m)のコースを作ったりと、パーツを集めて時間をかければ、やろうと思えばとんでもないコースを作ることも可能です。
※紹介したコースには一部3Dプリンタによる自作パーツが含まれています
知育玩具としてのGraviTrax
またGraviTraxは知育玩具としても知られており、パッケージにはSTEMのロゴがついています。公式サイトによるとラベンスバーガーはSTEMに関してこのように考えているそうですが、
※原文・ドイツ公式サイトはこちら(リンク先の下の方に載っています)
子ども用MINT玩具
マーブルランで物理法則を学ぼう
GraviTrax(グラビトラックス)が子どもたちに大人気なのは、創造力を爆発させ、アクション満載のマーブルランを作ることができるからです。同時に、ボールの転がり方を自由にデザインして探求することで、科学を遊び感覚で体験し、物理法則や数学的法則の理解を深めることができます。重力、運動学、磁性が重要な味方となり、それらを具体的かつエキサイティングなものにします。
このため、GraviTrax製品には、ドイツのMINT(Mathematik、Informatik、Naturwissenschaft、Technik)に対応するラベンスバーガーのSTEMシンボル(Science、Technology、Engineering、Mathematics)が表示されています。
正直こんな小難しく考えなくても、ボールが転がって進んでいく様子を見るのは面白く、その転がるコースを自分で考えて作ることが楽しいおもちゃなので、
子どもにYoutubeやゲーム以外のことにも興味をもって欲しいと思っている親御さんやお子さんにとって最適なおもちゃの1つだと思っており、うちも7歳の子どもと遊んでいます。
各商品の特徴
ここまで読んでいただき、GraviTraxがどんなおもちゃかイメージできたでしょうか?
このGraviTraxはLEGOやプラレールのように多数のパーツを組み合わせて遊ぶおもちゃのため、商品にはいくつかの種類があります。
・スターターセット
・拡張セット
・追加パーツ
・ザ・ゲーム
それがこちらです。2024年10月現在、GraviTraxの商品を大きく分類するとこの4種類に分けられます。それぞれどんな特徴があるのか1つずつ解説しますね。
スターターセット
これ単品で遊べる商品です。
種類によって入っているパーツは異なりますが、スターターという名の通り最初に始めるときに購入したい最も基本となるセットです。
拡張セット
スターターセットが無いと遊べません。
後述する追加パーツと比べると、追加パーツはほぼパーツ単品なのに対し、拡張セットは多数のパーツが入っているというのが特徴です。
追加パーツ
スターターセットが無いと遊べません。
前述のとおりこちらはほぼパーツ単品のため点数は拡張セットに劣りますが、その分だけ安価なのが特徴です。
ザ・ゲーム
これ単品で遊べる商品です。
ただし、スターターセットのように多くのパーツは入っていないため、コースを作るよりもパズルゲームとして楽しむ用途に適しています。
4種類のまとめ
このようにGraviTraxは大きく4種類ありますが、もっと細かく分けると単品で遊べる商品か、スターターセットがないと遊べない商品という2つに分けることができます。
そのため、はじめてGraviTraxを買うなら拡張セットと追加パーツは除外して、最初はスターターセットかザ・ゲームのどちらかを検討するのが良いと思います。
では次に「スターターセットの中で何を買ったら良いの?」という疑問にお答えします。
各スターターセットの特徴
2024年10月現在、日本で購入できる主なスターターセットは以下の6種類(+ザ・ゲーム)です。
今年は今から年末にかけて新商品の発売予定がないため、多くの場合クリスマスプレゼントはこの6つの中から選ぶことになると思います。
※赤文字の見出しまたは商品画像を押すとamazonの商品ページが開きます
(標準)スターターセット
特徴
・一番最初に発売されたスターターセット
・大手量販店などでもよく見かける
ここが良い
・基本的なパーツがすべて揃う
・マニュアルが一番丁寧に書かれている
ここが悩みどころ
・高さが足りずに物足りなくなりがち
※標準スターターセットという言い方は正式ではないですが、各スターターセットと区別しやすくするために標準と付け加えています
PROスターターセット
特徴
・標準スターターセットと拡張セットのバーティカルをセットにしたような製品
ここが良い
・高さがあるパーツが多く長く転がすことができるためこれ1つで満足度が高い
ここが悩みどころ
・箱が大きい
※335×335×177mm
POWER スターターセット
特徴
・リモコンで制御できるパーツがあるため従来のGraviTraxとは違った動きができる
ここが良い
・遠隔操作が気持ちいい
・フリップというレアな追加パーツが同梱
ここが悩みどころ
・無限ループコースに必要なレバーやエレベーターといったパーツが入っていない
PRO EXTREME スターターセット
特徴
・PROスターターの内容に加えて更に4つの追加パーツが入っている
ここが良い
・高さがあり満足度が高い
・これでしか手に入らないパーツが同梱
ここが悩みどころ
・箱がかなり大きい
※521×338×109mm
SPEED スターターセット
特徴
・フリップやスパイラルという特に日本ではレアなパーツが同梱されたセット
ここが良い
・色々な追加パーツを使ったコースが作れる
ここが悩みどころ
・箱がかなり大きい
※521×338×109mm
※以前はトイザらス専用商品でしたが今年に入りamazonでも取り扱うようになりました
Actionセット TWIST
特徴
・スパイラルとトランポリンというGraviTraxコミュニティで人気のパーツが入ったセット
ここが良い
・最初から追加パーツが2種類入っている
・スピナーという発射台も入っている
・これでしか手に入らない台形プレート同梱
ここが悩みどころ
・他スターターと比べるとパーツ数は少なめ
・他スターターに入っているマグネットキャノンが入っていない
番外:ザ・ゲーム
特徴
・これ単体で遊べる全30問のパズルゲーム
ここが良い
・場所をとらない
・レアなタイルが9種類も入っている
・他のセットと合わせて遊べる
ここが悩みどころ
・30問やりきった後はコースを作って楽しむほどのパーツ量は無い
おまけ
その他、上で紹介したザ・ゲームを除く各スターターセット共通の良いところとして、そのセットだけで作れる公式のコース設計図が入っています。
自由が得意な子もいれば、いきなり自由と言われると手が止まってしまう子もいると思いますが、そんなときは設計図を見ながら作れば進めやすくなっています。
スターターまとめ
以上がスターターの説明です。各スターターはこのような特徴や良い点、気になる点があるので、一概にこれが良いです!というのは難しいですが、
決め手の1つとして、よほど資金的に余裕のある家庭でなければ各商品の価格が気になると思いますので、次は価格についてまとめます。
価格の比較
ここで紹介する価格は投稿時点のamazonでの販売価格を掲載しています。価格の変動もあるかと思いますし、定価でもありませんのでご注意ください。
せっかくなので、比較できるように各スターターに入っているパーツの総数と、使える高さの段数も合わせて表にしました。
価格と主要パーツ表
※商品画像または価格を押すとamazonの商品ページが開きます
ザ・ゲームはスターターではないので除外したとして、各セットの価格を比べるとおおよそ5500円〜11400円くらいと約2倍の差があります。
価格についてはこんな感じなので、プレゼントに使える予算内で商品を決めるという方は一番近そうなものを選んでもらえたらと思いますが、
予算が潤沢にある方、または子どもが喜ぶなら多少奮発しても良いかなという方に私がオススメしたいのは・・・
プレゼントするならこれ!
PROスターター
これです。PROスターターを買っておけば間違いないです。
先にお値段リストが載っていたのでちょっと不思議に思うかもしれませんが、価格が1番高いSPEEDセットや2番目のPRO EXTREMEではなく、3番目のPOWERスターターでもなく、
PROスターターがおすすめです。
なぜPROスターターがオススメかというと、GraviTraxは高さが重要なおもちゃだからです。この高さについて、2つのポイントに分けて詳しく説明します。
PROスターターを薦める2つの理由
高さ
まずは高さです。
このページの冒頭でもお伝えした通り、GraviTraxはボールを転がすおもちゃです。そしてボールは重力がある以上、基本的には高いところから低いところに向かって進みますよね。
だから高さがあった方が良いんです。このすごく単純な理由こそが大事なんです。それともう1つ、単純つながりで重要なものがあります。
見栄えです。
見栄え
こちらは特にお子さんがコース作成後に達成感を感じて2回目以降のコースを作ろうかどうかという意欲に大きく関わってくるのですが、
●PROスターター
●標準スターター
並べて見ると、圧倒的にPROの方が高さがあるのが分かると思います。
この画像は買ったときに入っている公式設計図どおりに作ったコースなので、両方とも1箱分のパーツしか使っていないのですが、差は歴然ですよね。
これ、写真だとそんなに違い無いようにみえるかもしれませんが、GraviTraxはタイル1つの厚みが1cmという分かりやすい設計になっているので、
右側の標準スターターは一番高いところが11cm。一方で左側のPROスターターが一番高いところは23cmあるので、実に高さは2倍以上違います。
数字だとピンと来なそうなので多くの家庭にありそうな身近なもので言うと、ビールなどの330ml缶が約11cmで、1Lの牛乳パックが約23cmです。そのくらい違います。
しかも、それが1本の柱だけでなく面ごと高くなっているので建ってる感があるというか、迫力があるんですよ・・・ちょっと分かりづらいですが笑
子どもって大人より目線が低い分、完成したものに高さがあると私たち以上に高さがあるように感じて、「自分が凄いものを作った」って感覚ができるんですよね。
それで、「もう1回やる!」となったときの子どもの目のキラキラ感。あれは大人ではなかなか出せない子どもならではの自分も周りも喜ばせる魅力だと思うんですが、
高さのあるコースを作った子どもは、高確率であのキラキラした目になります。
ちょっと余談で、私は自分の子どもだけでなく近所の子やイベントで出展したときなど、それこそ5歳から15歳くらいまで幅広い子にGraviTraxをやってみてもらったことがありまして、
その半数以上は、本当に高確率であのキラキラした目になります(2回目)中学生でもなりました。
もちろん嫌々遊んだらそうはならないと思いますが、クリスマスという大事なタイミングで子どもが自分から欲しいといってきたこの時なら、
子どもの満足感はもちろん、それを見たプレゼントした親御さんや祖父母まで笑顔の溢れるとても素敵なプレゼントになると思います・・・ちょっと話が逸れたので戻ります。
PRO EXTREMEはダメなの?
もちろんダメじゃないです。潤沢に予算がある場合、高さがあってPROスターターよりも追加パーツが多く入ったPRO EXTREMEも視野に入ると思います。
ただしこちらは、お子さんにプレゼントする最初のGraviTraxとしては私はあまりオススメできません。
その理由は入っている追加パーツで、実はこのPROシリーズは他のGraviTraxと違って少々使い方にコツやクセがあるので、最初のうちは大人でも上手く使えないことが多いんです。
(私もそうでした)
チャレンジ精神旺盛で、失敗したり上手くいかなくても何度でもトライする子なら特に気にしなくても良いかもしれませんが、
私たちが子どもだった時代と比べると今は娯楽に溢れており、ちょっとしたつまづきを理由に他の娯楽に移ることも少なくないと思いますので、
つまづく要素を少なくする意味でも、最初はEXTREMEを避けた方が良いかなと思っています。もちろん、大人がこれからGraviTraxで遊ぼうという時はEXTREMEもアリだと思います。
PROスターターをおすすめできない方
ここまでPROスターター推しで説明してきましたが、ちょっとだけ例外もあります。それは、お子さんが低学年以下の場合です。
PROスターターを全力遊ぶためには同梱されているウォールとバルコニーというパーツを使うのが必須なのですが、このバルコニーを使うときそこそこ指の力が要ります。
また、そのバルコニーの上にタイルを置くのですが、床に置くタイルと違い触ると割と簡単に落ちてしまうため、指先や手のバランス感覚や位置感覚も必要です。
なので、私がPROスターターをオススメできるのは小学校3年生以上くらいで、5歳〜小2くらいの子が1人で遊ぶGraviTraxはTWISTセットをおすすめします。
※親御さんと一緒に遊ぶ場合はPROスターターで全く問題ありません
TWISTセット
正式名称はアクションセットTWIST。ここではTWISTセットと呼んでいますが、こちらは今年の9月に出たばかりの新商品です。
他のスターターセットが基本的にマグネットキャノンという追加パーツしか無いところ、スパイラルとトランポリンという追加パーツが最初から入っているのがTWISTセットの大きな特徴です。
あとは、タイルを配置するベースプレートが六角形という特殊な形をしていまして、私自身、買った当初は正直使いづらいなと思っていたのですが・・・
低学年向けとしてオススメな理由
実はこんな感じで、TWISTセットの箱にすっぽり収めて遊ぶことができます。これの最大の魅力は、ボールが遠くに転がっていかないことです。
もちろん広い環境があったり、他に小さいお子さんが居なかったりしてボールのことを気にしなくても良い方も居るかもしれませんが、ボールって結構無くなるんですよ・・・。
例えば子どものおもちゃだとゴム製のスーパーボールってよく無くなる方だと思うんですが、こちらのボールは1cmくらいしかないので、スーパーボールより遥かに小さいんですよね。
なので、紛失防止の意味でも商品の箱の中で遊ぶのは良いんじゃないかなと思っています。
対象年齢と安全管理の話
公式はGraviTraxの対象年齢を8歳からとしていますので、小2で誕生日を迎えたくらいの子からが対象なのですが、安全に気をつければ5歳くらいでも十分遊べます。ただし・・・
こちらの表記はGraviTraxの箱や説明書にも載っていますので、充分ご注意ください。
もっとも、箱の中で遊んでいても何かのきっかけでボールが外に出てしまうことはよくあるので、3歳以下のお子さんが居るご家庭では親御さんと一緒に遊ぶのがおすすめです。
おわりに
今回は今年のクリスマスプレゼントにおすすめしたいGraviTrax情報をまとめましたが、参考になったでしょうか?最後にもう一度まとめると、
基本的には
PROスターターがおすすめ
7歳以下の子が1人で遊ぶなら
TWISTセットがおすすめ
となります。
※親御さんと一緒に遊ぶ場合はPROスターターで全く問題ありません
実はまだまだ書きたいこと、お伝えしたいことが色々あるのですが、あまり長くなりすぎても読まれないよなあと思って意識してそこそこ内容を削っています。
なのでGraviTraxの購入にあたり、もしこれが知りたい!ということがあればコメントいただければ1つ1つ回答したいと思いますので、そのときは遠慮なくコメントください。
このサイトは主にGraviTrax情報を取り扱うブログですので、クリスマスをきっかけにGraviTraxで遊ぶようになったら、是非またこのサイトにも遊びに来てください。
では、まだ2ヶ月近く先ですが良いクリスマスを!!
GraviTraxはamazonで購入できます
【追記】公式動画によるGraviTrax解説
さて、ここまでは私が1人のGraviTraxユーザーとして実際に遊んでいて思ったことを踏まえて、プレゼントするならこれかな?という内容を書いてきたのですが、
なんとこの投稿をした同日に、公式がGraviTraxって何?という動画をアップしていました。すごいタイミングだ。
公式=ラベンスバーガーがドイツの会社なので動画もドイツ語なのですが、Youtubeによる自動字幕などで雰囲気は掴めますので、ぜひ公式動画もご覧ください。
当サイトでも最新ニュースとしてもまとめておきました!
もっとGraviTraxについて詳しく知りたい方へ
GraviTraxパーツリスト
最後の最後になりますが、各商品に入っているパーツの種類を見たい方は以下のスプレッドシートからご覧ください(PC推奨です)
こちらは私が作った表なので、すでにGraviTraxで遊んでいる方や、これからパーツ管理に使いたいという方はどうぞ自由にコピーして使ってください。
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